学生ローン

学生ローン学協を徹底検証した!他社と比較しながら全て解説

学生ローン学協は、三軒茶屋の駅の高架の直ぐ側に本店があります。本店の他に、向ヶ丘遊園、高幡不動と鶴川に合計で4店舗あります。

(画像:公式HPより

正式名称は、「ジェイ・シー・エフ株式会社」です。

学生ローンのメッカである高田馬場にはあえて出店していません。多くの学生にとって利便性の良い4駅のそばに目立たない看板でひっそりと出店しています。これは顧客の【プライバシー徹底厳守】に対する強いこだわりがあるからです。

この学協、1979年創業で歴史と実績は十分なのですが、他社とはひと味違う趣きがあります。

利用者を関東在住の20歳以上限定にしぼって初回かならず来店審査・融資をするルールを通している等…

その魅力を説明いたしましょう。

学協のおすすめポイント

学協と他の学生ローンとの一番の違いは、秘密厳守、誰にもばれたくないという借り手に徹底した配慮をしている点です。

そのために特徵のあるサービス内容になっています。

アクセスのよい目立たない場所を選んで4店舗展開

学協は多くの学校の近くの目立たない場所、三軒茶屋、向ヶ丘遊園、高幡不動、鶴川に4店舗を出しています。

電話やWebで完結しないのはちょっと不便と感じられるかもしれません。ですが、これは周囲に絶対にばれないようにしているのです。

つまり折り返しの電話連絡や契約書の自宅送付などの必要がないようにとの考えを学協は採用しています。

(もちろんWebから仮審査はすぐできますので安心してください。)

あまり目立たない通りの3Fに本店を置いているのも、創業からもうすぐ40年間、高田馬場へ出店をしないのも、秘密厳守の配慮からです。

(大きく学生ローンの黄色い看板がでている雑居ビルに入っていくところを、友人や先輩・後輩に見られたらいやですものね。)

初回は必ず対面で審査&丁寧な説明

学協のユニークなところは初回の審査と融資は必ずお店にきてもらって対面で行うと決めていることろです。

このルールがあるため関東圏の学生にしか貸し付けはしていません。関東圏在住の学生であっても、来店する手間がとれない学生には利用できません。そこはスッパリ割り切って、初回来店審査ができる学生のみを対象に営業しています。

実はこの初回審査、お金の借り方を丁寧に説明したいために行っているのです。

学生ローンの貸出審査は、本来は対面しなくてもできる程度のものです。
学生証で在学と本人確認書類で本人確認をした上で信用保証機関に事故情報や他の借入額が過大でないかを照会をかけるぐらいです。

実際は審査よりも事前の説明、お金の借り方、金利の付き方、返済方法4つの違い、返済の仕方などについて丁寧に説明するために初回面談にしているのです。

知識をしっかり授けてから貸すということを重視しているのです。はじめてお金を借りる学生にとっては、ありがたいですね。

借入額・返済方式の自由度が高い!

学協では借入額は1万円から最大40万円までを選べます。返済回数は1日から最大60ヶ月(5年)まで選べます。

返済方式は、元金自由返済・元利均等式返済・元金均等返済方式・一括返済方式の4つの方式から自分の利用目的にあったものを選ぶことが出来ます。

他社では簡単にするためにパターンを絞って提供している場合もありますが、学協の場合は、自分に一番あったオーダーメイドのローンを組むことができるわけです。

初回は必ず来店して対面で丁寧に説明をできるので、借入初心者の学生であっても迷うことなく選べるというわけです。

親ばれ・学校ばれ・バイト先ばれ・就活先ばれの危険がほぼない!

学生ローンでちょっとした借金をしたい場合、親や学校、友人やバイト先にバレるのはいやですよね。
特に就職活動をひかえた学生の場合は「就活先に小口借金の情報がもれるかも?」と考えたら気が気ではありません。

一般に学生ローン業者は、プライバシー保護については気を使ってくれます。ですが未成年の場合は親の承認が必ず必要になります。そして延滞が続けば督促の電話や郵送物の送付などをされてばれてしまう危険性があります。

学協はプライバシー保護を徹底しているとのことです。

店舗の立地を目立たない場所にすることからはじまって、親の承諾が必要な20歳未満は対象外です。

対面で初回審査するため本人確認の折り返し電話はありません。契約書類の自宅郵送などもありません。

店舗に確認しましたところ、督促が必要になってしまった場合も本人が出てこない場合は、絶対ローンの話題は出さないよう運用を徹底しているとのことです。

公式ホームページでも、かなりのスペースをさいて「個人情報保護」についての方針を明確に打ち出してくれています。

心強いですね。

気になる金利はちょっとだけ高め

学協の貸出金利は、実質年率 17.52%(月利1.44%)です。

主な学生ローンの金利

会社名金利
友林堂12.0%~16.8%
イーキャンパス14.5%~16.5%
キャンパス14.4%~16.8%
フレンド田(でん)15.0%~17.0%
カレッヂ15.0%~17.0%
マルイ15.0%~17.0%
ベル15.0%~17.0%
学協17.52%

他の学生ローンは金利に幅がありますが、初回貸出はほぼ最高金利が適用されます。他社の最高金利 16.8%や17.0%と比べると学協の17.52% は若干高めです。

金利に幅がある業者の場合、貸出金利は借り手の借入額や取引機関、金融事故情報、収入の有無などで決まってきます。
ですが学生の場合アルバイト先に在籍確認などは行われません。つまり学生の場合は、金融事故がない場合は初回は一律同じ、最高金利で貸し出されることになります。

学協はちょっと割高ではありますが、金利幅がないのが特徵です。明朗会計ですね。

これは学生に対面で丁寧に説明するときに説明があいまいにならないようにしているのです。

グレーゾーンをできるだけなくそうという考えで、単一金利を採用しているのでしょう。

融資上限は40万円で用途は自由

学生ローンの融資上限は30万円の業者もありますが学協は融資上限が40万円です。

主な学生ローンの融資上限

会社名融資上限
イーキャンパス50万円
キャンパス50万円
マルイ50万円
ベル50万円
フレンド田(でん)50万円
学協40万円
友林堂30万円(用途限定時は50万円まで)
カレッヂ30万円

以前は学生ローンは軒並み30万円が上限の時代がありました。

学生が無理なく返せるようにとの配慮から多くの業者が30万円を上限としていたのです。ですが、2010年6月に年収の3分の1までという総量規制制度が導入されたことで融資上限をアップして提示する傾向にあります。

融資上限額が増えても結局は年収の3分の1までしか借りられません。40万円は学生ローンとしては十分なスペックといえるでしょう。

年収90万円の学生の場合は上限30万円になります。年収120万円の場合は上限40万円です。年収150万円以上ある場合にやっと上限50万円という上限枠が適用されます。

借りたお金の用途にしばりはありません。

学費や書籍・教材の購入にあてるほかにも、サークル活動やイベントやプライベートな旅行など自由に利用することができます。

なにより、バイトの端ざかい期に出費がかさんで金欠になってしまったときの当座の生活費に使えるのは助かりますよね。

学協の利用方法

ここからは学協の利用方法について説明してまいります。

申込方法

Webフォームから必要情報を入力して仮審査を受けてから店舗を訪問するのが標準の流れです。

学協の申込手順

1. 仮審査依頼フォームに入力送信

2. メールで審査結果連絡がくる

3. 店舗を訪問して初回本審査と融資

仮審査依頼フォームは、学協のホームページを訪問して「ネットで簡単仮審査!」と書かれているボタンを押すと見つかります。
http://www.gakkyou.jp/

学協では審査は店舗ごとに別です。そのため仮審査依頼フォームも店舗ごとに別です。

自分が通いやすい店舗を選んでフォームに入力送信しましょう。

入力する情報は、「氏名、氏名ふりがな、生年月日、学校名、アルバイトの有無、住所、携帯電話番号、メールアドレス」の8つです。すべて必須項目です。

仮審査結果メールは、営業時間内であれば1時間程度で届きます。

仮審査結果が貸し付けOKだった場合は、平日営業時間に店舗に直接訪問して本審査、契約にすすみます。必要であればその場で融資額を受け取ることができるという流れです。

本審査には、顔写真付きの学生証と、本人確認ができる書類を持っていく必要があります。

申込条件

公式サイトの記載内容と問い合わせて確認した結果、申込できる条件は以下のとおりです。

1) 初回申込時点で学生であること、ただし顔写真入りの学生証が提示できること
2) 身分証明書を提示できること
3) 満20歳以上
4) 関東圏に在住
5) 連帯保証人不要
6) 担保不要

学生であれば、大学生や短大生以外でも、専門学校生、予備校生でも対象となります。

顔写真つきの学生証の提示が必要となります。顔写真のない学生証の場合は、残念ながら利用できません。

身分証明書は、運転免許証、健康保険証、パスポート、住民基本カードなどのうちから1つ用意できればOKです。

銀行のキャッシュカード、クレジットカードもあると審査が早く進むとのことです。

学協は、年齢について表向きは記載していません。ですが未成年の場合は、親権者への確認が必要となってしまうため対象外としています。

関東圏に在住していることも必須条件です。

ここでいう関東圏とは、東京都、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、神奈川県の1都6県になりますのでお間違えなく。

審査内容

審査にあたっては「アルバイト」をしているかどうかが重要となります。仮審査フォームにもチェックする欄があります。
奨学金や親からの仕送りで十分な収入があると判断できる場合でも、アルバイトを一切していない場合は審査は通りません。

審査のときにアルバイト先への在籍確認や親元への連絡が行われることはありません。
永年の学生への貸出経験から、じっくり面接することで判断しているのでしょう。

他店からの借入についても質問欄があります。総量規制のほかに自社独自ルールで融資可否と融資上限額を決めているとのことです。

もちろん信用情報機関情報も参照した上で審査を行っていますので、事故情報がある方の場合は事前に相談した上で来店したほうが良いでしょう。

貸出金利

学協の貸出金利は実質年率17.52%です。利息は日割り計算で加算されます。

金利17.52%で学協から借りた場合の利息額

貸付金額1日の利息30日分の利息
5万円24円720円
10万円48円1,440円
20万円96円2,880円
30万円144円4,320円
40万円192円5,760円

1ヶ月あたり利息がこれだけかかるという目安になります。

なお延滞した場合は延滞利息(遅延損害金)が加えて年率換算で20%かかります。ご注意ください。

追加融資

初回は来店が必須ですが、追加融資の申込と口座への振込は電話で依頼することが可能です。

ただし店舗が営業中の平日9:30から18:00のあいだに依頼する必要があります。即日追加融資をしてもらうためには、少なくとも13:00ぐらいには電話でお願いしたほうが良いでしょう。銀行口座に振り込んでもらう時間15:00より1~2時間程度は余裕が必要です。

追加融資をネットから依頼して自動的に振込してもらうことやATMでその場で引き出すことはできません。

「必要なときにすぐにATMで追加で借りたい!」 そうお思いの方は大手消費者金融を利用をおすすめします。

返済ルールと返済方法

返済方式は4種類用意されています。返済期間も最短1日から最長60ヶ月(5年)まで選べます。

返済方式は、元金自由返済・元利均等式返済・元金均等返済方式・一括返済方式から選びます。学協のホームページにも詳しく記載されています。

元金自由返済方式

元金自由返済方式は上記利息表にある毎月の利息分のみを毎月必ず返済して、ゆとりのある月に元金分を返済する方法です。

最低返済額を少くできますので余裕がもてます。一方で一般に返済期間は長くなりやすい方式です。

卒業後に就職してからまとめて返すというような借り方に合っています。

元利均等式返済方式

元利均等式返済方式は、毎月一定額を返済する方式です。

毎月安定したバイト収入があって、月々の返済を一定ペースでこなしていきたい方にむいています。

元金均等返済方式

元金均等返済方式は、毎月の返済額が元金の一定割合と金利分を返していく方式です。

最初の頃多めに毎月返済することになりますが、トータルでかかる金利分が少なくなるのが特徵です。

当座急に入り用になったので借りるけど、もともと月々の収入はゆとりがあるので、はやめに完済したい方の場合に良いでしょう。

一括返済方式

一括返済方式は、借りた分のお金をまとめて返せる予定がもともとある場合に使うと良いでしょう。

「夏にリゾートバイトをするから、9月には臨時のバイト代がまとまって入ったらまとめて返済したい!」「お金を借りて卒業旅行をちょっと豪華にして、就職して最初の夏のボーナスで返したい!」というような場合ですね。

返済先

返済先は4店舗に出向いて返済するか、店舗それぞれに用意されている銀行口座への振込になります。

学協の店舗別返済先

店舗名住所銀行口座
三軒茶屋本店東京都世田谷区三軒茶屋1-32-11 丸文ビル3F三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行
向ヶ丘遊園店川崎市多摩区登戸2137第3稲田ビル2F三菱UFJ銀行、横浜銀行、みずほ銀行
高幡不動店日野市高幡3-7 ユニバーサルビ3F三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、多摩信用金庫
鶴川店町田市能ヶ谷1-14-5 東信ビル2F 三菱UFJ銀行、三井住友銀行、横浜銀行、みずほ銀行

学協ご利用上の注意点

最後に学生ローン学協利用上の注意点についておさらいします。

対象者は関東圏在住の学生のみ

繰り返しになりますが、対象となるのは関東圏(東京都、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、神奈川県)に在住の学生のみです。

通っている学校の所在地が1都6県にあったとしても、あなたの住んでいる住所が圏外だった場合は融資は受けられません。

Webフォームから仮審査を行えば、この点は必ず指摘してもらえますが、いきなり直接店舗にでむくことをお考えの方は、無駄足にならないよう気をつけましょう。

営業時間は短い

学協の店舗の営業時間は平日9:30~18:00のみです。

土日はお休みですのでお間違えなく。お休みの日は電話もつながりません。Webフォームからの仮審査は受け付けてもらえますが、審査が行われるのは次の営業日になってからになります。

学協の場合、土日は完全にお休みですが平日の祝日は営業しています。

他の学生ローンは祝日は軒並みお休みにしていますので、ちょっと珍しいですね。

返済口座は店舗ごとに別

実店舗が4つあり、店舗ごとの返済先の口座も別々ですので間違えないよう注意が必要です。

いままで店舗に出向いて返済していた方が、「進級・卒業就職等で引っ越ししたので店舗に通えなくなったので、銀行口座振込にしよう!」というときに間違った口座に振り込んでしまわないよう注意しましょう。

初回申し込みからの即日融資は難しい

繰り返しになりますが、学協の場合、初回はかならず店舗訪問が必要です。

電話やインターネットで初回融資は完結しません。つまり申し込んで即日入金をしてもらうことができません。

即日融資を手にするためには、午前中に仮審査申し込みを行います。そして仮審査OKのメールを受け取ったら急いで来店、そして18時までに審査と契約をすべて完了しなければなりません。
その場合も口座振込ではなく対面で直接お金を手渡してもらう形になります。

大急ぎでお金が必要なときには、ちょっと間に合わないとお考えください。

「今すぐお金を借りたい!」そうお思いの方は消費者金融に申し込むほうがよいでしょう。

まとめ

学協は関東圏20歳以上の学生専門の学生ローンです。

実店舗を4つかまえて初回対面審査を必須にするかわりに、秘密厳守とオーダーメイドの貸付を行ってくれます。その分、金利はちょっとだけ高めで申込から融資までの利便性も若干犠牲になっている感じはあります。

借入未経験でいろいろ心配なので相談したい方の場合は学協がオススメです。

周囲にぜったいばれたくないという方にもオススメです。

逆に対面審査は不便だな、という方はネット完結できる他社学生ローンや大手消費者金融のほうが良いでしょう。