カードローンは住宅ローン審査に不利に影響する?
住宅ローンの審査にカードローンは不利?
カードローンを使っていると他に影響することがあるのか?
あるんです。新しくローンを申し込む時など、ちょっと影響があります。そのあたりを、対処法も含めて解説します。
カードローンは住宅ローンに不利?
はっきり言いまして、不利です。
住宅ローンの審査段階で、カードローンの解約が条件になると思って下さい。
条件がそれだけであれば、解約さえすれば大丈夫です。
もちろん、解約した証明書の提出を求められますので、口頭の申し出だけではダメですよ。
以前に持っていたローンの履歴も審査段階で判りますので、その点でもちょっとだけ不利になります。もしかすると「何に使ったか」などを聞かれる可能性もありますので、そこは「作っただけで、使っていない。使わなかったから解約した」と答えておきましょう。
もし、カードローンの借入残高があって解約できない場合は、ちょっと難しいです。
解約できなければ、審査は否決になってしまう可能性大なので、住宅ローンを申し込む前に残高をゼロにしておきましょう。
また、解約はちょっと待って下さい。住宅ローンの申込まで間が無ければ、残高をゼロにしてからちょっと置いておきます。なぜかと言うと、解約や返済などが個人信用情報に反映するのに時間がかかるからです。
信用情報に「解約日」の記載が無ければ、金融機関は解約条件を付けて来ます。それから解約した方がお互いに分かりやすいのです。
もし、解約してしまったら、提出用に必ず解約の証明をもらっておきましょうね。
カードローンの名義を変えられる?
では、解約できないカードローンの影響を失くすにはどうしたら良いでしょうか。
例えば、カードローンの名義を配偶者(夫→妻)へ変更できるでしょうか。
残念ながら通常は無理です。名義の変更はよっぽどの理由が無い限り無理です。
よっぽどの理由とは、本人が死亡(又は重度の障害)、行方不明などですので、今回のケースでは話になりません。
方法としては、妻の名義で新規で作って、その枠を使って夫のカードローンを返済する。これしかありません。
住宅ローンを申し込む数ヶ月前には、カードローンの借り換えを済ませておいて下さい。
ただし、妻が住宅ローンの保証人になるのであれば無駄になります。保証人の借金についても調べられるからです。
住宅ローンの保証人は、購入物件の持分を持たなければ求められる可能性は低いので、もしこの方法を使うのであれば、妻の持分はナシにしましょう。
保証人でなければ、金融機関は信用情報を調べることができませんから、絶対大丈夫です。
それだけでは否決にならない
住宅ローンとカードローンの関係を気にする方はとっても多いようです。質問サイトでもよく見かけます。
カードローンがあると住宅ローンの審査に影響するのはどうしようもありませんが、よっぽどたくさんのカードを持っていなければ、それだけで否決になることはありません。解約で対応可能です。
ただし、銀行は消費者金融の借入を嫌います。それが否決の原因になる可能性は否定できませんので、要注意。
せめて、消費者金融と同じグループの銀行に申し込んでみましょう。
カードローンを借りる上で大事な金利については「カードローンの金利を低くして借りる方法。金利の決まり方と相場について」で解説していますので、こちらも参考ください。