カードローン＝借金にも時効がある？

カードローンにも時効はあります。時効さえ来てしまえば、借金を返さなくても大丈夫なのです。
カードローンでは、返済をしなくなってから5年間、全く請求されなければ時効が成立します。返済していてはダメですよ。

もちろん、その間はカードローンを使ってもダメです。金融機関に出向いてもダメです。督促の電話に出てもダメ、郵便に返信してもダメです。

じっと我慢して待ち続けて、時効成立後に「時効の成立」を裁判所に申し立てればOKなのです。何だか、出来そうな気がしますよね。

でも、実際はそう甘くはありません。
金融機関は時効を成立させないように、内容証明郵便で請求します。そうすると半年間時効が中断するのです。それを繰り返すか、差し押さえなどの法的処置を取れば時効は成立しません。

だから、実際に時効を成立させるのはとても難しいのです。
その手続きの仕組みをあまりよく知らない金融機関があれば、もしかすると成立するかもしれませんね。
実際に金融機関が全く動きを見せず、時効が成立したケースも存在しますよ、極稀ですけど。

どうですか？知っているのと知らないのでは色々と違いが出ますよね。

特に、父親が残した借金で悩んでいる…なんてことは一昔前のドラマでしかないのです。
法律は、昔は企業側に有利に作っていたのですが、今では消費者に有利に変わっています。

悩み続けるよりも、情報を集めて行動に起こすことが大事なのですね。