学生ローン

こんな人は、学生ローンやめたほうがいい!借りる前に見極める点はコレ

学生ローンをやめたほうがいい人もいます。

学生ローンでやばい状況にならないように、あなたの属性をしっかり見極めておきましょう。

実は、返済地獄に陥ってしまう人には、思いも寄らない共通点があるのです。

ここで書いたものに少しでも当てはまることはないか、あなた自身についてもう一度見つめなおしてみましょう。

こんな人は学生ローンやめたほうがいい

学生ローンは借金の一種とはいえ、他の借金と比べると借りるハードルが低く設定されています。学生ローンという名前をみてあまり深くまで考えずに借りてしまうという人も多いことでしょう。

「学生だから」「これから就職だから」と安易に考えずに、きちんと先を考え、返却の見越しがつくかどうかを考えてなくてはいけません。

そこで明らかに「こんな人は学生ローンを借りたら失敗する!」という典型例がありますので、ここで見ておきましょう。

収入がない。返済の見込みがない

まず、学生ローンを借りる時点で収入源が何もない人はやめておきましょう。学生だから学業に専念したいという気持ちはわかりますが、学生ローンは聞こえはいいものの、あくまでも借金ということを忘れてはいけません。

そもそも借金をしないと学業に専念できないというのは、なにか間違っていませんか。借金をするくらいなら、まずはアルバイトなどで少額からでもいいので収入源をつくり、その収入から学費や生活費に回すことができないかを考えてみましょう。学生のうちから自分で稼いだお金で自分の生活をやりくりするという習慣はも、今後の生活にもいい影響をもたらします。

どうやって返済するか考えずに借りてしまう人は、学生ローンをやめたほうがいい人といえるでしょう。

ネットワークビジネス(マルチ商法)に巻き込まれている

通称ネットワークビジネスとは、マルチ商法などの「連鎖販売取引」のことを指す言葉です。

学生でも20歳を超えていれば保護者の同意なく、個人の意思のもとに契約を結ぶことができてしまいます。特に学生は素直で行動力もある世代であり、そのような狭いコミュニティではネットワークビジネスが広がりやすく、影響力も大きいものです。

ネットワークビジネスのために学生ローンを利用する学生、これはもう社会問題であり消費者庁でも注意を呼びかけています。

「周りのみんながやっているから」「儲かると聞いたから」「どうしても断りきれなくて…と周りの状況に流され正しい判断ができていないのではないか、学生ローンの利用前に一度考え直してみましょう。

ギャンブルにハマっている

ギャンブルはいつ勝てるかわからないという緊張感とスリル、大金を儲けてしまったときの満足感など、人を簡単に中毒症状に陥れます。ギャンブル中毒・中毒になりかけている学生が学生ローンを利用するという例も見受けられます。

ローンを返すためにギャンブルで一攫千金を狙い、外してしまって、また違う金融機関からお金を借りてギャンブルをする・・・。これは泥沼になっていく典型です。

ギャンブルはいつ収入になるかわからない、多くの場合はマイナスになると思ったほうがいいでしょう。そのような精神的にも不安定な状態は学業にしっかりと取り組めるといえるでしょうか。

悪いギャンブルの例

  • パチンコ
  • 競馬
  • 裏カジノ

複数の貸金業者から借り入れがある

借金を返すために違う金融機関からまた借金をする…という状態の人を多重債務者と呼びます。多重債務者となったら地獄の日々が始まります。

本来ならば借りた分と一社分の金利を返せばいいところを、複数から借金をしているがために複数の会社分の金利を返すだけで精一杯になってしまいます。すると取り立てが厳しくなり、また新たな金融機関にお金を借りるのを繰り返すという、まさに負の連鎖が待っています。

多重債務者で、もとからお金を返すあてのない人には学生ローンは勧めることができません。

 

学生ローンにはやばい業者もある

学生ローンを行っている業者はマイナーな業者が多い印象ですが、ほとんどの場合はきちんと金融庁に貸金業者として登録している業者ですので、危険はないと考えていいでしょう。

しかし、お金儲けを考えているそういった制度をかいくぐって学生にローンを組ませるという危険な業者も存在するということを忘れてはいけません。

学生に貸す闇金業者もある

学生街や競馬場での「すぐに貸します」のような謳い文句には注意しましょう。ちょっとでも怪しいと感じたらその場はとりあえず身を引き、第三者の意見を聞くなど、冷静な対応をするようにしましょう。

学生はまだ社会に出ていないため純粋なので、うまく言いくるめられてしまうこともあります。低金利を謳ってローンを組ませたり、すぐにお金を借りることができたりと、疑問に思う前に借金状態になってしまうということもあります。

闇金の利子や取り立ては法外です。最初に5万円借りたと思ったら、いつのまにか数百万円返済するなんてことになることもあります。

貸金業者登録をしているか調べてみよう

いくらお金に困っているからといって、そのような危険な闇金にだけは間違ってもお金を借りたくないですよね。しかしどうすれば、そのような業者に引っかからずに済むのか知りたいですよね。

そんなときに「登録貸金業者情報サービス」というネットサービスがあります。このサービスで検索に引っかかった業者は間違いなく、正規の貸金業者といえます。

登録貸金業者情報検索入力 ページ

 

こちらで業者がきちんと届けを出している業者かどうかを調べることができます。

学生ローン大手「株式会社マルイ」で検索してみた結果です。しっかり登録されていることがわかりますね。

 

長年利用されている信頼できる業者の見分け方

貸金業者は必ず知事、または財務局への届け出が必要となっていますので、ちゃんと届け出を出していれば、業者ひとつひとつに登録番号がついています。この登録を受けた者しか営業ができないので、この番号がない業者はまず闇金と考えていいでしょう。

貸金業者の登録番号は以下のようになります。

  • ○○財務局長(x)第○○○○○号
  • ○○県知事 (x)第○○○○○号

ここで注目したいのが、上記の(×)の数字です。

この数字はその業者が登録を何回更新したかという数字を表しています。つまり、数字が大きければ大きいほど、長年利用されている信頼における業者だという目安になります。参考にしてみてください。

 

こんな人も気をつけて利用しよう

先ほどいかにも問題があるという人の例を取り上げました。

そのような人だけでなく「このような人も危険があるから気をつけたほうがいいよ」という例がありますので解説します。

将来投資(学業、就活、役立つ経験)の目的でない

学生ローンはあくまでも学費や生活費などの、将来のための現在を支えるために設けられた仕組みです。

将来の仕事、人間関係や現在の学業に一切関係のない目的のために学生ローンを組むなら、これから先の長い人生もいい加減な態度で臨むようになります。借金という名の投資ならば、まずは学業に専念して、将来に帰ってくる可能性のある物事に使うための目を養うことが大切です。

また参考に、審査の時に、学業や就活目的であると伝えると、スムーズであるとされます。参考書購入と行った目的の場合は利子が下がる場合もあります。(そのような時は領収書の提出も求められます。)

学業やサークルが忙しい

学生の本業が忙しくて返済が滞ったとしても、学生ローンは返済を待ってくれません。返済が遅れると「遅延損害金」が発生し、返済額がさらに膨れ上がってしまいます。

その状態がエスカレートすると、借先程も触れた、借金を借金で返す多重債務者となったり、将来に悪い影響のあるブラックリストに載ってしまうことがあるのです。

学業やサークルが忙しくて、毎月決まった額を返済できるかわからないという人は、学生ローン利用は危険です。

部屋が汚くて物事を先延ばしするクセがある

部屋が汚くて物事の整理整頓が苦手な人や、物事の期限にルーズな人にも、返済期限がいつまでか分からないというような心配があるので、学生ローンは危険といえるでしょう。

「明日でいいや」と、今日やろうと思っていたことを先延ばしにすることがよくある、という人は、深く考えずに借金の返済を先延ばしにしてしまう可能性もあります。そうなると先ほどと同様に、返済が遅れて取り返しのつかないことになります。

友達や親に借金が残っている

親や友人だからいいやと思ってはいませんか?

自分と親しい人物は金利をゼロにしてくれているはずですが、それが賃金業者・闇金だったら・・・と考えてみましょう。

「金の切れ目が縁の切れ目」という言葉があるように、親しい間柄でも、お金の貸し借りを安易に行うべきではありません。そのようにお金にルーズな人が、金融機関からお金を借りたところで返せるはずありません。

 

借り入れ前のチェックシート

「学生ローンを借りたいけど本当に借りても大丈夫?」「こういう状態だけどどうだろう」という人に向けて簡単なチェックシートにまとめました。

次のチェックシートAに当てはまったら絶対やめた方がいい

次の中で1つでも当てはまるものがあれば学生ローンは絶対やめたほうがいいです。

チェックシートA

  • 無収入。返せる見込みがない
  • ネットワークビジネス(マルチ商法)に巻き込まれている
  • 複数の貸金業者からの借り入れがある
  • ギャンブルにハマっている
  • 業者登録のない闇金業者から借りようとしている

次のチェックシートBに当てはまったら利用中止を検討する

致命的ではないですが、次に1つでも当てはまるものがあるなら、利用中止を検討しましょう。

チェックシートB

  • 将来投資(学業、就活、役立つ経験)でない
  • 学業やサークルが忙しい
  • 部屋が汚くて物事を先延ばしするクセがある
  • 友達や親に借金が残っている

もしチェックシートに当てはまってしまったら?

もしチェックシートに当てはまってしまったらどうしたらよいでしょうか?

そのときは、親や学校に相談してみましょう。

親から借りたら利子はかかりません。本当にやりたいことがあり将来像が明確なら、きっと親は協力してくれるはずです。

学校で奨学金など一度相談してみましょう。奨学金の方は年利3.0%程度とが学生ローンと比べて利子も安いです。区市町村や都道府県の奨学金や学費免除制度についても探してみましょう。

どうしても学生ローンしか残された方法がない、学生ローンを組むしか学業を続けることができないという場合には、休学を考えることもひとつの手です。一旦休学をして仕事に専念して貯蓄をしてから学業に専念するという方法もあります。

 

まとめ

学生ローンは一見、借りやすく、学生に優しい印象の仕組みですが、きちんと調べていくと、他の大手の借金の仕組みとほとんど変わらないということがわかりますね。

結局「学生だから」という言い訳は一切通用しない制度です。後からきちんと返さなくていはいけないし、金利も負担しなくてはいけないということです。

将来の自分のための学生生活ですので、それをお金の返済に追われてしまい、本業が疎かになってしまうことがないようにしましょう。どのような方法をとるのが自分にとってのベストであるのかをきちんと見極めることが必要です。