総量規制でクレジットカードが作れない?
総量規制でクレジットカードが作れない?
総量規制。この法令が施行さると、貸金業者(=消費者金融、クレジット会社、信販会社)でキャッシングを利用している人の約5割の人が影響を受けるようです。
では、総量規制はクレジットカードにはどれくらい影響があるのでしょうか?
キャッシング枠とシッピング枠
クレジットカードの明細票を見ると、ショッピング枠○○円、キャッシング枠○○円、と書いてあります。総量規制はショッピング枠には影響しませんが、キャッシング枠には影響します。このキャッシング枠とその他の貸金業者からの借入枠を合計して、年収の3分の1に規制されるのです。
クレジット会社から年収証明の提出を求められている方は、この規制が理由です。
もし提出が嫌であれば、キャッシング枠を外す必要があります。提出を拒否してもショッピング枠には影響しませんので大丈夫です。
しかし、1つだけ問題が。よく海外旅行に行かれる方は、海外で現地通貨を引き出すためにクレジットカードを使っているかもしれません。この引き出しはキャッシング機能を利用していますので、枠を外すと利用出来なくなります。ご注意を。
割賦販売法(かっぷはんばいほう)について
総量規制は、クレジットカードの作成に直接は影響しません。
キャッシング枠さえ付けなければ問題ないのです(キャッシング枠が欲しい方には影響大ですが…)。
ただ、貸金業法の改正に刺激されたのか、クレジットに関連する「割賦販売法(かっぷはんばいほう)」も改正されます。
実は、1枚のクレジットカードには2つの官庁の2つの法律が関わっています。
クレジットのキャッシング枠は金融庁所管の貸金業法、ショッピング枠は経済産業庁所管の割賦販売法なのです。
割賦販売法の改正は、悪徳業者の規制が主なのですが、クレジットカード作成時に申込者の支払能力調査の義務と、支払能力を超えた契約を禁止しています。
既に数枚のクレジットカードを持っている場合は、新たにクレジットカードを作る際に制限がかかる可能性があります。
クレジットカードのキャッシング枠を利用している人はかなり多いのが実情です。やはり便利ですからね。
もし、クレジットのキャッシング枠を利用しているのであれば、ちょっと不便になるこの機会に、カードローンを使ってみませんか?
カードローンは作るだけなら費用は掛かりませんし、意外と便利でお得に使えるのですよ。
その辺の解説は下記ページに掲載しておりますので、ご参照下さい。