複数のカードローンの返済順序
このページはおもにカードローンの返済順序について解説しますが、もし今すぐカードローンに申し込みたい方はSMBCモビットがおすすめです。下記記事を参考ください。
SMBCモビットWEB完結申込を徹底解説 審査時間/必要書類/在籍確認について
SMBCモビットの即日融資は何時まで?申込方法や諸条件を徹底解説!
複数社からお金を借り入れていると、どこから先に完済すべきか返済順序に悩んでしまいます。
この記事では、どうすれば効率的に借金を返済してけるのかを実際にあったケースを参考に解説しています。
ご自身の状況と照らしあわせ、返済のシミュレーションをしてみてください。
返済順序の大原則 返済は金利順!
先に結論を述べると、借金の返済順序は金利が高い順です。
どんなに借入額が多いカード会社があっても、金利が高いところを優先して返していくのが大原則です。
それでは、実際にあったケースを参考に借金の返済順序についてより理解を深めていきましょう。
ケース1:返済は金利が高いものから
実際にQ&Aサイトにあったケースです。
カードローン2社、クレジットカードのショッピングリボとキャッシングリボ、計4箇所から借入。
月々の返済額の限度額は7万円です。
借入状況は以下のようになります。
No | 借入先 | 借入額 | 金利 |
1 |
カード会社A | 130万円 |
10% |
2 |
カード会社B | 20万円 |
17.5% |
3 |
ショッピングリボ | 60万円 |
15% |
4 |
キャッシングリボ | 30万円 |
18% |
さて、この場合の返済の優先順序は
④→②→③→①
になります。
No1.カード会社Aのように借入額が大きいカード会社があると、どうしても先に返済しようという気持ちになってしまいます。
しかし、利息の事を考えると金利が高いものから返済行くべきです。
実際に支払い順を変えた時にどのような変化があるか見てみます。
理解しやすくなるよう、以下の例では単純化のために対象以外の会社には支払額0としています。
⑴カード会社Aに月7万円支払う場合
1年間①のカード会社Aに月7万円ずつ返済した場合、1年間の累計利息額は
約30万5000円
になります。
⑵金利の高いものから優先的に返済した場合
1年間の累計利息額は
約27万5000円
になります。
返済順序を変えただけで、年間3万円もの利息差が生まれます。
現実には、各カード会社には約定返済額という毎月支払う最低額があるので、このような燔祭方法はできません。
(約定返済についてはこちらの記事で解説しています。)
しかし、このケースからわかることとしては金利が高いものから返済していくと利息が少なくなるということです。
ネット上には借入額が多いものから、少ないものから、など様々な意見がありますが、利息のことだけを考えるなら金利の高いものから返済していきましょう。
ケース2:金利が同じものは借入額の少ないものから
2つ目のケースです。
こちらも実際にQ&Aサイトにあった事例です。
この方は3つの銀行からそれぞれカードローンで借入。
月々の返済額上限は5万円です。
先ほどのケースと違い、今度は金利14.5%の2社からそれぞれ195万円、30万円を借り入れています。
No 借入先 借入額 金利
1 カード会社A 190万円 14.5%
2 カード会社B 45万円 13.8%
3 カード会社C 30万円 14.5%
この場合は③→①→②の順序で返済していきます。
まず、先ほどのセオリー通りに金利の高い①と③から返済していきます。
次に考えるのが①と③どちらを優先するかです。
一見、借入額の多い①カード会社Aを優先したほうがよさそうに見えます。
借入額が多い分、月々の利息額も高いからです。
しかし、実は金利が同じ会社の場合、どちらから返済しても合計の利息額は変わりません。
中学校の数学の授業で習った以下の公式と同じ事が起こっているのです。
- A × X + B × X = (A + B) × X
つまり、①と③のカード会社に合計5万円を返済する場合、返済額の比率を変えても両者を足した利息額は同じになるのです。
そうなる場合、借入先を先に減らしたほうが、管理もしやすいですし精神的な負担も減らす事ができます。
おまとめローンで金利の低い銀行に借り換え
複数のカード会社から借入をしている人であれば、おまとめローンという言葉を一度は聞いた事があると思います。
これは、複数のカード会社から借り入れている借金分を、別のカード会社からお金を借入れ一旦全額返済。
そのあとは、新しく借り入れたカード会社1つにだけ借金を返済する仕組みの事です。
この制度を使う事で、複数の会社に返済していたものを一社のみに支払えば良くなるので管理がしやすくなります。
さらに、おまとめローンにはもう一つメリットがあります。
これまで消費者金融から借入をしていた場合、金利が18%と高い利率に設定されていると思います。
しかし、銀行カードローンの場合、金利が12〜15%で設定されているので、今より低い金利にすることができるのです。
もちろん、審査に通る必要がありますが、管理がしやすくなり金利も低くなるので、消費者金融からお金を借りている人はおまとめローンを一度考えてみることをおすすめします。