カードローンの基礎

事業者カードローンについて

事業者カードローンについて

事業者専用のカードローンをご存知ですか?
その名の通り、個人事業者や事業を行っている事業者用のカードローンです。一般のカードローンと同じように使えて、とても便利な商品です。

なぜ「事業用」なのか?

通常のカードローンの資金使途を見たことありますか?
カードローンは使い道フリーなので資金使途に制限は無いはずですよね。
しかし、実は1つだけ制限があります。それは「事業資金」です。カードローンの資金使途には「事業資金は除く」と記載されています。

だから、事業者向けのカードローンがあるのです。
カードローンなので資金使途は自由で、設定枠の範囲内で繰り返し何回でも利用出来ます。そこは一般カードローンと同じです。基本的に使途自由な事業資金用融資はカードローンか、同類の当座貸越しかありません。

一般のカードローンとの違い

事業性カードローンが大きく違うのは、(金融機関や商品にもよりますが)金利が低く設定されている点です。
10%前後から18%が主流の一般カードローンに比べてかなり低く設定されています。金利は金融機関、融資条件によりますが、2%前後から15%前後位の幅があります。
設定金額も高めに設定できます。100万円位から、数千万円まで可能です。

条件はいろいろ

便利な事業性カードローンですが、作るには条件があります。

まず、申込者が事業者であること。サラリーマンはいくら希望しても作れません。

金融機関にもよりますが、無担保型、有担保型、保証人要型、保証協会保証付型、などの種類があります。

無担保型カードローンは申し込みが一番簡単ですが、設定額、金利などの条件面でちょっと悪くなります。希望の設定額より低くなったり、金利が高かったりするのです。

有担保型は、土地や預金、証券などに根担保を設定します。担保の範囲内でカードローン枠を設定しますので、希望枠に見合った担保が必要になるのです。担保を入れる分、金利面などの条件はグッと良くなります。2%台なんて金利もアリです。

保証人要型は、申し込んだ金融機関に求められた場合、保証人が必要になります。保証人の要件は、収入がある、資産がある、融資の約定書に署名捺印が必要、などですね。

資産も保証人も居ないが…事業者カードローンがほしい

資産や保証人がいないからと諦めることはありません。担保が無くても事業者カードローンを作る方法があります。
それが、信用保証協会付型の利用です。これを使えば有担保型並の条件で作ることができます。
日本全国の各県、それにいくつかの市には信用保証協会という半官半民の機関があります。例えば、東京都であれば「東京信用保証協会」という名前です。
ここに保証を申し込んでOKであれば、金融機関に対して保証人になってくれるのです。金融機関は保証協会の保証が付けば、まず融資を断りません。ちょっと敷居が高い感じがするかもしれませんが、結構親身に相談に乗ってくれますよ。

ただし、これには保証料が必要になります。保証料は保証協会や使う商品によって違いますので、事前にチェックして下さい。
1例を挙げますと、保証料率1.0%、枠500万円、期間2年で計算すると、
500万円×1.0%×2年=100,000円  です。
結構バカになりませんので、要注意です。

申し込み方法

事業性カードローンは、資金繰りでお悩みの中小企業の経営者の方、個人事業者の方などにはとても便利なアイテムです。

申込の方法は大きく分けて2通り。
銀行・信金信組などの金融機関窓口(保証協会含めて)での申し込みか、ビジネクストなどの事業者向け貸金業者での申し込みです。

銀行や保証協会は、窓口に行かなければ申込できません。事業者向け貸金業者はネットでも申込ができます。

事業性カードローン、一度考えられてみてはいかがでしょうか?

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